やっぱり笑顔
二階寝室のエアコンが、リモコンに反応しなくなりました。
机の引き出しから、在庫していた単3電池を2本取り出して、再度試みるも反応なし。
何時もエアコンの清掃をお願いしている修理専門の方に連絡。
一度コンセントを外してみてくださいとのアドバイス。
コンセントを外し10数分してから再度差し込むと本体自体は動き出すのですが、リモコンは効きません。
無理して彼に来てもらいました。
本体の前面の扉を開けて、強制的にスイッチを入れると稼働。
リモコン自体が悪いとの結論。
買ったヤマダ電機に行けば、1週間くらいで物は来るとのこと。
直ぐにヤマダ電機へ。
家電館でスタッフを呼び止め、エアコンの件でと伝えると、身に付けているマイクで担当者に連絡。
「少しその席でお待ちください」と言われ着席。
期待はしていませんでしたが、10分以上経っても音沙汰無し。
腹を立てても仕方ないと、最初から期待していなかったのですが、かなり遅れて、私が声を掛けた担当者が「エアコンの担当者が手が離せない」とのこと。
そこで私が今までの事情を話すと、スマホを取り出し、持って行ったリモコンをスマホに当ててスイッチオン。
「赤外線が出ていません、確かにリモコンに問題がありそうです」
商品を申し込むというと、レジの所へ連れて行かれて、女性の担当者と代わりました。
彼女は笑顔で、又私の話を聞いてくれ、私も怒りがかなり収まりました。
オーダーする前に念のために電池の残量が測れるか聞くと、直ぐにこれまた笑顔で対応。
「ほとんどありません。念のために新しい電池で反応を見ましょう。」
先ほどの彼と同様自分のスマホにリモコンを当てると、赤い点が見えました。
「赤外線は出ています」とこれまた笑顔。
そこで私は、「申し訳ないけれど、電池だけ新品を買って帰り、試してみたい。リモコン自体のオーダーは無かったことにして下さい」
彼女は、最後まで笑顔で「分かりました」
マスクで顔の鼻から下は覆われています。
それでも笑顔が分かるという事は、目が如何に物を言うかです。
期待に胸を膨らませながら帰宅。
急いで2階の寝室に上がりスイッチオン。
エアコンは無事に動き出しました。
購入した電池のレシートに、レジ打ちをした彼女のフルネームが載っていました。
無理やりでも何かを買いにヤマダ電機に行き、きちんとお礼を言いたいと思います。
小説であれば、ここから恋愛に発展させられるのですが。