重箱の隅
各種店舗の売り上げを伸ばす簡単な方法は、経営者が「重箱の隅を楊枝でほじくる」ことだと繰り返し述べてきました。
息子達のほじくり具合がまだまだなので、私が最近行った4店舗のスタッフに嫌味を言ってきました。
ほとんど使用されていないであろう女子トイレ。
4店のうち便座とシャワーを「暖」にしていたのは1店舗だけ。
男性用は自分も使用するためか4店とも「暖」にしていました。
その中で最悪だった店は、女性用トイレでトイレットペーパーホルダーに紙の無い芯だけ2本設置されていた店があったことです。
12月、1月と、この店はグループ全体の中で売上高ワースト3に入っています。
展示車両のバイクにキーが刺さったままの店が3店。
私と魔ダムにきちっとレギュラーコーヒーを出した店は2店。
ユニフォームを洗濯していないのか、風呂に入っていないのか、スタッフの匂いが気になった店が2店。
冬場でこれだったら、夏場はどうなるのかと想像するとぞっとします。
最悪だったのが、スタッフの昼食のカップ麺の表示に「ニンニク入り」と表示してあったこと。
ルールとして社員が会社のお金を支払った場合は、その領収書の表面に支払った人の名前を記入することになっていますが、それが徹底されていた店はゼロ。
100万円以上する商品を提供するレベルの店になるには、まだまだ努力が必要です。
最終責任は経営者にありますが、その店の責任はやはり店長にあります。
先月各店舗を回り、各店長から明るい話題を聞けませんでした。
1ヶ月経った今回、私には目に見えて何か変わったという店舗はありません。
唯一、先月部品の棚卸の単価を間違えていた店のスタッフが、部品1個1個を真剣に棚卸を行っていたことは改善の一歩だと思いました。
当たり前にこなさないといけないこの部品の棚卸を、きちんと行っている店は半分もない気がします。
もう私の出番は無い方が良いのです。
息子達よ、各店長よ、自分達で「重箱の隅を楊枝でほじくれ」