営業力、商品力、最後は技術力
1月31日の新聞に「20年版 九州経済白書」が抜粋で掲載されていました。
スタートアップ企業の大半が、国内に目を向けニッチ市場で勝負する傾向が強いそうです。
これではユニコーン(時価総額1100億円)企業は出にくいとのこと。
創業期の資金調達は84.5%が自己資金。
31.4%が家族、親戚、知人。
私も自己資金と父、義父からの借金で創業しました。
成長前期、後期からは銀行等の金融機関からが増えます。
私の場合はそれにプラスして、自分の株式投資の利益を注ぎ込みました。
途中で資本金等に振り替えましたので、手元には現金がほとんどありませんが、累計金額を見るとそれだけで私は富裕層になっていた勘定です。
そして一番興味深かったのが、こういうベンチャー企業が求める人材像です。
45%が「営業、販売が出来る人」で1位。
2位は41.3%で「経営者を補佐する人」。
私の場合は、営業、企画は自信があったので「技術力のある人」を望みました。
創業1年後に私の求める人材が入社したことによって、会社の基礎は出来上がったのです。
われわれの業界は今後益々店舗は減少し、専門店化が進んでいきます。
そうなると営業力というより、商品力の差によって売上高が左右されることになるでしょう。
メーカーにヒット商品が出ない時でも、一定の利益を確保するためには、『技術力』が今後はますます重要になってきます。