知識が増えた
先日、私の学生時代のテニス部の一学年後輩から、8年ぶりくらいに携帯に連絡が入りました。
年賀状だけは欠かさず交換していたのですが、暫くは声も聴いていませんでした。
内容によると、我が家の近くまで不動産を観に来てそれが終了したので、良かったら寄っていいかというもの。
何時でも大歓迎と伝えると、我が家のすぐ目の前に自転車できていました。
彼は学生時代工学部で、我々と一緒に練習する機会はほとんどありませんでした。
それでも全体練習等で知る機会となり、私が気に入っている人物の一人でもありました。
卒業後上場企業の土木・建設会社に就職。転勤で福岡市内に戻ってきて彼の新居に遊びに行って以来の再会でした。
2時間以上話をしました。定年退職前の59歳の時に不動産会社を設立し、当時は副業が禁止されていたらしく彼の奥様が社長。
不動産会社を選んだ理由は、彼の奥様のお父様が不動産会社を経営していて、その面白さに見入ったそうです。
宅地宅建取引士の資格を取得し、退職後は建設・土木の経営コンサルと不動産業を兼務しているとのこと。
現在6物件の不動産を所有。
彼もまた、現役の頃より現在の方が年収が多いと言っていました。
将来の夢がまた良かった。
大手銀行を辞めた息子に現在不動産鑑定士の資格を取らせており、家族を中心にこの会社を大きくするとのこと。
私の年代の人のほとんどが、年金と介護と病気の話になりがちですが、彼は高齢者にも拘らず大きな夢を持っていたのです。
彼から私が長く株式投資をしていたので、そのことで質問されました。
彼自体は、個別株の投資はしていなくて、日経平均の指数をレバレッジをかけて行っているようでした。
今年の年末の予想を聞いてきたので、41000~43000円と答えると、がっくり肩を落としました。
彼は下がる方にかけていたようで、このままいったら1000万円の損になると。
慌てて私は、「俺の予想が当たるとは限らんよ」と慰め。
今度は私が逆に彼に質問。古いビルを購入するときの注意点を聞きました。
先ず、西側に面する壁がタイルを張っていても15~18年で補修が必要となる。
それほど九州の西日は強烈だそうです。
次に、ビルの前面が広めの道路があるかどうかで価値が違うとのこと。
古いビルの場合、立地が良ければ建て替えが考えられる。その場合解体が重機械で行えるかが重要。人力でないと行えない場合、機械よりも3倍ほど価格が高くなるとのこと。
しっかりとした建設会社が、きちんとしたコンクリートを使用していれば、RC構造は100年は持つそうです。
配管等の取り換えだけは必要になるそうですが。
また知らない知識を得ることが出来ました。
人生100年時代と言われていますが、60歳を過ぎて退職したら、自分の「得意な事・好きな事」で収入が得られれば、残りの人生にも夢が持てる好例だと感じました。