我慢
西日本新聞と日経新聞一面トップの記事が、同じ内容のものでした。
このようなことは、体験上1ヶ月に1度あるかないかです。
それは、「日経平均 バブル期越え 最高値」というもの。
1989年末に付けた3万8915円を更新して、終値で3万9098円を付けたのです。
両新聞でも、1面トップだけでなく、それに関する類似記事も他の紙面でかなり掲載されていました。
ほとんどのアナリストの予想を、いい意味で覆しました。
この日経平均急上昇で一番利益が生じたのは誰か。それは、日銀です。
日銀はETFを通じて日本の株を保有しています。その簿価は約37兆円です。それが、およそ60兆円の時価となったのです。
日銀の利益は国庫に返納されます。この含み益をどのようなタイミングで確定させるのかは不明ですが、決して悪い事ではないのです。
その次に日本年金機構が利益を出しているはずです。
日本株の比率を25%に上げさせた、安倍総理の英断だったと思います。
ここで私が思ったこと。それは、中長期の私の視点は大正解だったというものです。
10年前くらいからインフレを予測しました。それに対応するために現・預金をどんどん減らし、極力株式と不動産、金・銀への投資を積み重ねてきたのです。
少し怖いくらい、全てに上手く行っています。
特に優れた能力があるわけでもないことを考えると、やはり『運』が良いという事に尽きます。
この『運』を絶やさないためにも、「笑顔」「挨拶」「即実行」を繰り返し、他人の相談事には真剣に対処することを心掛けています。
株式の推移を見てみました。2024年2月22日(木)の終値で私の全ての持ち株を計算。
昨年末の残高と比較すると、売買していないにも拘わらず、勝手に増加していました。
日経平均の上昇率に比較すると、私の持ち株のそれは緩慢です。
その原因は何度も記述している通り、地味で小型な株ばかり保有しているからです。
大手のファンドや大きな差益を狙う個人は、恐らく見向きもしません。
後、数日保有していれば、5月には一括配当金が出る「オンワード」、後1ヶ月保有すれば、6月にはこれまた一括配当金が出る「シンニッタン」。
2月22日の終値で配当率を調べると、どちらも約4%。
配当が確定したら、株価急落というリスクはあります。
それでも銀行の1年定期預金利率0.002%の2000倍です。(これらの株は推奨するものではありません。投資は自己責任にてお願いします)
私は日経平均の急上昇に浮かれることなく、地味に、しかし確実に利益を上乗せしていくのです。
兎に角3月末までは、日経平均が4万円を超えようが、じっと『我慢』するのみです。