扇の要
熊本のTMCAが本格的に稼働を始め、その第二工場も熊本に建設することが決まりました。
長崎のソニーの工場増設、京セラの工場新設、そして佐賀のSUMCOの工場新設、熊本の三菱電機工場増設・・・。
北部九州に今後10年間で、およそ20兆円くらいの金額が投資されるそうです。
よく100年に一度という言葉を聞きますが、これは北部九州に限っては「産業革命」等に匹敵する『〇〇革命』なような気がします。
何度も記していますが、福岡市内に長く住んでいる人ほど、この驚異的進展状況を把握していません。
これらの工場群の場所を地図に表してみると、一目瞭然なことが発見できます。
それは、『福岡市』が扇の要になっていることです。
工場が建設される場所の近辺は、当然地価が高騰します。
5万円/坪→20万円/坪、10万円/坪→30万円/坪等です。
上昇率では俄然注目を集めます。
しかし、一旦引いてみて福岡市を観察します。
すると、50万円/坪→100万円/坪、100万円/坪→200万円/坪になっているのです。
それに加えて、富裕層は田舎に住みたがりません。
こうして暫くは、「バブル・バブル」と言われながらも、福岡市内の地価の上昇は止まらないと私は考えています。
最近、富士山の再爆発や東京都の直下型地震の可能性が大きい事の報道が、良くなされています。
今回の羽田空港のちょっとした事故で、どのようなことになったか?
もし上記のような自然災害が発生したら、羽田空港は使用不可となり、一番近い空港は成田だけです。
大阪も同様です。関空が閉鎖されたら近場は伊丹空港だけ。
ところが、北部九州を考えて見て下さい。
車で1~1.5時間で福岡市内まで行ける空港は、長崎・佐賀・熊本・北九州と4つもあるのです。
その上、ほとんどの港が大型船が横付けできます。
これほどの「福岡市」の地の利を、何故日本人は見抜けないのか不思議でなりません。
私はただひたすら福岡市の将来にかけて、全力で投資を続けます。