少しの気遣い

 ミラーレスのカメラを購入した店舗へ、背面の液晶画面の保護シートを張ってもらいに行きました。

午後1時頃店内に入りました。ほとんどお客様はいなくて、カウンターに店長らしき男性が一人。

特に「いらっしゃいませ」を言うでもなく、こちらによっても来ません。

仕方なく私がカウンターまで歩いて行き、用件を伝えると、後ろの引き出しからシートを出してきて、自分で貼られますか、店で貼りますかと。

店で貼ってくださいというと550円掛かりますとの返事。

 何が面白くて、ブスッとしているのか理解できません。

シートを張ってもらっている間に、写した写真のフォトブックを作成することにしました。

その男性に使い方やアルバムの大きさ等を尋ねようと思ったら、胸に若葉マークを付けた女性に私の所に行くように促しました。

そこそこ腹が立っていたのですが、その新人女性が丁寧に教えてくれ、何度も私の所に来て、嫌な顔一つせずに付き添ってくれました。

カメラを購入した時の男性とは違った男性でしたが、たった一人このような人間がいると、その店には行きたくなくなるものです。

多店舗展開すると、この様な状況を経営トップは知る由もありません。

 カメラ店を後にして、股関節の治療のために病院へ行きました。

スポーツ整体を施してくれる24歳の男性担当のN君、直ぐに「いい人」だと分かりました。

言葉を掛けられながら、マッサージを行ってもらい、股関節の可動域も少し広がり、とても満足。

 受付で支払いをしようと待っていると、若いスーツを着てバッグを持ったサラリーマン風の男性が支払いに応じるところでした。

受付の女性が「2700円です」というと、その男性は「カードは使えますか?」と。彼女が「使えません」というと、彼はバッグを開けて直ぐに閉めました。「コンビニでお金を降ろしてきます」といって入り口を出ていきました。

 見た目は貧相な格好でもなく、スーツをきちんと着こなしていました。

私は、2700円くらいの現金さえ持ち歩いていないのかと、不思議というより呆れました。

大きな病院ならともかく、カードが使えない病院の方が多いと思います。

飲食店でもカードが使えない店は多数あります。

『事前にそれくらい準備しておけ!!』

わずか数時間の間にこれらの経験をして、人手不足の現在では、少しの気遣いでトップになれる今の社会人は楽だなと感じました。

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