7月確定実績

 先日、7月の確定実績が出ました。

両方の会社共に、販売奨励金が出たりして黒字は保ちました。

しかしこの月は、少し異変が生じました。

4店しかない輸入二輪車の次男の会社が、7店ある国産二輪車の長男の会社に、売上高で2千万円もの差をつけて上回り逆転現象が起きたのです。

 いろんな理由が考えられますが、国産二輪車の各店長がこの事実を本気で深刻に受け取らないと、一旦抜かれた実績を挽回することは難しくなります。

役員を除く26人で7店舗と同15人で4店舗の比較をすると、生産性が一目瞭然です。

 但し、実績を詳細に分析すると、輸入二輪車の会社は、相変わらず在庫が超過多なまま。

7月末時点でも減ったとはいえ営業キャッシュフローはマイナスです。

一方、国産二輪車の会社のそれは、2900万円の黒字。

 自己資本比率も、前者は28.3で後者は48.7。

財務内容は圧倒的に国産二輪車なのです。

 輸入二輪車のビジネスには、確かに難しいものがあります。

販売奨励金が大きい割には、欲しくもない部品用品を取らなくてはならないとか、ある程度無理して在庫を抱えないと突然製造中止になるとか。

決定的なことは、円安が続くと、小売価格の上昇が続いて需要を冷ますことです。

 輸入二輪車の会社は年末までに在庫を極端に減らせるのか、国産二輪車の場合は、年末までに売上高を大きく回復できるのか、共に社長の手腕が問われています。

この二つのことが早急に出来ないと、今チャンスが来た時にただ茫然と見送ることとなります。

それくらい経済環境の変化のスピードは速い。

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