社長が見限られる
人手不足が、世間で盛んに喧伝されています。
実際、我々と違う業種でも知人からこの悩みを相談されることが増えました。
車の整備工場、バイクショップ、リフォーム業者、テニスコーチetc.
人手不足と、大手の賃金上昇で中小企業も給料を上げざるを得なくなりました。
大手企業と、有力な中小企業は、これから数年間は給料を上げ続けることでしょう。
インフレが数年間続くとなれば、給料が上がらなければ従業員の生活は苦しくなります。
今までの経営者の感覚では、雇用を守るためには、賃金の上昇は無くても仕方ないという考え方が主流でした。
しかし今からは、給料を上げ続けなければ、社員は去っていくと考えるべきです。
ただ仕事への熱意は、給料だけではありません。好き嫌いや夢を追うことなども要因となり得ます。
先ず社長が、会社の将来像(夢を含む)を社員にしっかりと示すこと。
イノベーションを起こし、会社を成長させ続け、給料を上げる(休日の増加でも可)こと。
価格競争などしている場合ではありません。
現代では、CS(customer satisfaction)よりも、先ずは、ES(employee satisfaction)を最優先することです。
ESが高まればおのずとCSは良くなります。
私の時代は、このブログの副題のように「驕りと現状維持は衰退の始まり」で済みました。
しかし、現在は「驕りと現状維持は会社消滅の始まり」と考えるべきです。