続々と

 最近三菱電機が、熊本県菊池市に半導体工場を新たに建設する計画を発表しました。

投資額は1000億円を超え、既存の福岡の工場にも数百億円の投資を行うとのこと。

 京セラは、現鹿児島工場の増設工事を進めていますが、その他に長崎県諫早市に同様の半導体工場を新設すると発表。1000人規模の人員を目指すとのことで恐らく投資規模も軽く1000億円を超えるでしょう。

更に三井ハイテックは、北九州、直方、熊本県西原村等の国内にある半導体工場に1000億円以上の投資を行うと発表。

 続々と九州に大型工場が建設され、最先端の企業人が集まります。

益々、福岡市の価値が上がることでしょう。世界でも希な成長都市となり日本を代表する都市となると思っています。

 最終的には、九州各県は福岡市への食糧・人員供給基地となると仮説を立てています。

アジアの中でも圧倒的に福岡市内の価値が上昇し富裕層は急増するはずです。

 もし私が九州各県の農魚業従事者なら、一般の人は対象にせずに、何らかの差別化を図った特別の商品を富裕層向けだけに作ります。

富裕層は価値に拘り、価格が倍になろうとも構わない人種なのです。

今後は上質のものをわざわざ東京の築地に出荷する必要はなくなるのです。

 ラピダスという国策会社があります。トヨタ自動車・NTT・ソニーグループ等の日本のメインどころ8社が出資する会社です。国も補助金を700億円出しています。

この会社が工場を北海道の千歳市に建設することを発表しました。

 私は、この報を知って、「失敗する」と直感しました。

日本の中で最もアジアに遠い北海道、豪雪ともなれば道路網も不便となります。

大きな期待があっただけに非常に残念です。

いくら優秀な企業が集まっても、所詮寄せ集めでは戦略を間違う典型だと感じました。

 ナポレオンの言葉に「一頭の羊に率いられた百頭の狼の群れは、一頭の狼に率いられた羊の群れに敗れる」というものがあります。

いくら鋭い剣を持っていても、使い手が上手く使いこなさなければ、ただの装飾用剣となるのです。

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