矛盾をどう捉えるか
内閣府が「国民生活に関する世論調査」の結果を今月24日に公表しました。
昨年の秋ごろに実施したものです。
あまり宜しくない結果でした。
先ず、「現在の生活に満足しているか」の問いに『満足』『まあ満足』足し合わせて51.8%しかいなかった。
これは昭和39年以来2番目の低さとのこと。
昭和39年といえば、戦後の復興期で我が家にもまだTVもなかった時代です。
次に、「所得・収入に満足しているか」の問いは、『満足』『まあ満足』足し合わせて34.9%。
これは調査依頼最低の数字とのこと。
あくまで世論調査の結果ではありますが、日本人がここまで疲弊していると思うと愕然とします。
最近、平然と人を殺したり、極刑にあたる強盗殺人事件をTV等で頻繁に知るにつけ、この世論調査の結果とリンクしている気がしてなりません。
世界で3番目の経済大国日本の現実がこれでしょうか?
一方、富裕層はどんどん増えています。
福岡や長崎にも高級ホテルの建設ラッシュですし、名古屋には一泊朝食付き300万円のホテルまで出来ます。
フェラーリやランボルギーニが日本国内で販売数量を伸ばしています。
メルセデスの1台3億5千万円の車も完売とのこと。
福岡の岩田屋三越には特別な部屋があり、20代~30代の若者が一日で1000万円以上の消費を行った等の記事が新聞に掲載されていました。
この現実の矛盾を我々はどう捉えるべきでしょう。
私は昔から一貫しています。国等の公共機関に頼るな、あてにならないぞというもの。
楽しく健康に好きな事をして老後を過ごすには、先ずはお金が必要だと私はかなり以前から思っていました。
限られた給与所得と少ない年金を嘆いても仕方ない事だと常に感じていました。
自分で資産運用をする努力を長く続けることが必要な事も痛感しました。
その為には、「1円の節約は1円の利益」という思いを徹底して毎日を過ごしたかどうかです。
私は、この世論調査の二つの項目に対しては共に「満足」なのです。