増やしたいなら
件のご夫婦のお陰で、桑田佳祐35周年ライブをペイペイドームで堪能することが出来ました。
奥様は前日から2泊、ご主人は当日から1泊、我が新居に泊まりました。
二日連続で夜中の2時まで話が盛り上がり、かなり疲労困憊の状態です。
その話の大半が資産運用への質問でした。
大手新聞社の早期退職制度に乗っかり、昨年ご主人が退職。今後をどうしたらよいかというもの。
生真面目なご主人は、退職後フィナンシャルプランナーの資格まで取っておられました。
奥様もキャビンアテンダントを辞めてアルバイトの日々。
話を聞くにあたって、総資産の概要を問いました。
すると退職金と父親からの相続の株式を合わせると相当な額でした。
大手マスコミの給料と退職金は、我々が考えるレベル以上の破格のものだったのです。
私はお二人に、これだけの資産があれば老後は全然心配はいらない、今が幸せならこのままでもよいとアドバイス。
すると、次第に減っていく資産がもどかしいし、子供二人にも何らかのものを残したいとのこと。
資産運用の王道は株式投資と不動産投資であることを説明。
リスクの上からは不動産投資はかなりレベルが高くなるので、亡くなったお父さんの株式等があるならば株式投資を増やすことを推奨。
先ず注意点として、多額の退職金が銀行口座に入金されれば、銀行が投資信託を勧めてくるからそれにはのらない事。
相続した株式が大手証券会社にあるならば、そこから売買や他の商品を勧めてくるのでそれにものらない事の二つをアドバイス。
すると、すでに退職金の半分は投資信託を購入させられて損が少々出ている、証券会社からは売却と購入を勧められたが留保していると。
「無知は罪」の話をしました。
総括的にリスクを取ってでも資産を増やしたいという事でした。
その覚悟が感じられたので基本から教示。
会社経営も資産運用も同じこと。Sustainability(持続可能性)& Growth(成長)の両輪で上手くいくことを忘れない事。
その為の簡単な行動は、「支出を減らして収入を上げその分を投資に回す」事に尽きると。
二人共に株式投資は初めてという事でした。下記の通りアドバイス。
先ず入門の書物を数冊読むこと。次に4つのアルバイトを超格安の給料で行っている奥様に、二つくらいは辞めて、株式投資の勉強の時間を作ること。
次に日経新聞を取って毎日読むこと。身近な環境で気になったり、応援したくなるような会社の株式の動きを1か月ほど観察すること。
ネット証券に口座を開設すること。etc.
ご主人には、年末か来年初頭くらいまでには日経平均も上がるはずなので、損が解消された時点で投資信託を解約。現預金と解約した分の一部で新たな株式投資を始めること。
最初は、投資した金額がゼロになっても生活に左程支障がない金額で始めること。
配当率が3%以上の株式を購入すると精神的に余裕ができること。
相続した株式は、その大手証券会社に何らかの関係がないなら全てネット証券に移管すること。
そのうえで「東宝」と「ソニー」以外は売却して購入資金に充てること。
翌日はのどが痛くなって風邪の症状が出てしまいました。