何が正しいか?

 会社の経営企画も、政府の政策も知恵を出して立案しているはずですが、それが正しいのかどうかは後になってみないと分かりません。

平成31年4月1日施行の「働き方改革関連法」などは良い例だと思います。

 この法案の内容を見た時に、今まで徒弟制度で3Kの職場が多かった2輪業界にとっては、まともな職場に変わる絶好の機会だと素直に喜びました。

また自分が経営者であることにより、この法案から外れることも嬉しく思ったものです。

 簡単に言えば、経営者は24時間365日働いても法律違反にはならないのです。

私個人でいえば、他人より各種の能力に秀でている訳ではありません。

そうなると、何事もアッパー層を目指すなら、長時間猛烈に働くしか方法はないからです。

自分の上昇意欲を法律で制限されるなんてとんでもないと思い、ほっとしたものです。

息子達にもすぐにそのことを伝えました。

 米国のイーロンマスク氏がツイッター社を買収して、直ぐに社員の半分の首を切りました。

更に残った社員に「猛烈に長時間働くこと」に同意するかどうかのメールを送信した、との記事が新聞に掲載されていました。

このメールを受けて更に退職者が増えたそうです。

 この世界一の金持ちや、日本電産の永守重信氏はやはり違います。

『上を目指すなら、それだけの働きをしろ』を単純に明確化しているのです。

 国が施行した法律を遵守して自分の権利と勘違いし、そのまま楽な生活を過ごす。

30年後にその人を守るだけの余力が日本政府にあるとはとても思えません。

この間も新興国のみならず、先進国でさえ、猛烈に働き続けるのです。

人生設計は、中長期で本格的に考える時代が来ています。

 

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