ひたひたと

 バイク業界の電動化が叫ばれてから、かなりの年月が経ちます。

ヤマハは先行したもののその後の開発が進展した形跡はありません。

その間隙をついて、台湾や中国企業の電動化が一気に進みました。

 私の中では、今までのガソリンエンジンの保有台数が1000万台以上あるので、一気に電動化に変わることはないと思っています。

現在自転車のシェアが進んでいるにも拘らず、自転車ショップは顕在し売り上げも伸びています。

同様のことがバイク業界でも起こると考えているからです。

しかし、原付については、私の想像をはるかに超えるレベルで開発と販売が進んでいるようです。

 新聞の報道によると、新出光が福岡市内でEVバイクのシェアを始めるとのこと。

グループが運営するガソリンスタンドなど8ヶ所の駐輪拠点に24台のバイクを設置。

詳細は分かりませんが、どうもヤマハやホンダのバイクではなさそうです。

将来は福岡市内で100拠点以上増やす構想とのこと。

 巷の噂では、不動産建設会社が、自社物件のマンションに電動バイクのシェア拠点を置くために、自社でバイクの会社を立ち上げたと。

車のEV化で自動車メーカーだけでなく異業種がどんどん参入しているように、バイク業界でも同様のことが起こる可能性が大です。

 ひたひたとその足音が迫っている現在、我々はもっと真剣に将来予想を立てて、対応を急がねばならない気がしました。

売上高が数千億円にものぼる新出光がバイク業界に参入するのです。

200億円前後の売上高の4輪輸入車ディーラーの新規参入とは重みが違います。

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