ここまで劣化

 ある店へ、就業開始直前の午前9時55分に行きました。

このようなことは、恐らく7年ぶりくらいでしょう。

各店長の自覚と、長男、M君のマネジメントの成長を促すために遠慮していたのです。

 車両は展示され、掃除も終了していたようです。

店長に先ず聞いたのが、毎日銀行へ通帳付け込みに行っているかということ。

私の予想に反して、行っているとのこと。

ここまでは合格。

 私がいろんなアドバイスを行うと思っていましたが、なにやら忙しそうにPCの前で作業をしています。

聞くと、自賠責の集計とそれに伴うお金を今から銀行へ持っていくとのこと。

10時10分に店長は店を出て銀行へ。

 すると、その直後にヤマハのスポーツバイクに乗った二人連れが来店。

ヘルメットとブルゾンを脱いでどこに置いてよいやらきょろきょろ。

 20分頃スクータのお客が来店。

メカニックが歩いてそのお客のもとへ。

 30分頃、部品の話でもう一人来店、そのお客様が帰るころ店長が帰店。

店内のお客を見て、小走りでコーヒーマシーンの場所へ。

豆が入っているかチェックして、慌てて3人分のコーヒーを出していました。

 流石の私も彼を怒りました。

「店を10時にオープンするということは、10時から万全の態勢で接客や仕事を行うこと」

自賠責の集計など前日の終業時に行えばよいことだし、銀行も開店20分前に行っておけばよい事。

コーヒーマシーンの水や豆など、全てチェックして対応するのが普通。

来店客用のヘルメット置きや、ブルゾンかけも何処にあるかもわからない。

 全員挨拶の声は小さいし、小走りも出来ていない。

私が築き上げたシステムが、ここまで劣化しているとは思いませんでした。

休みが増えたり、就業時間が減ったり、年収が増えたり、それらのことは自分達のためだけで、その恩恵をお客様に全然還元していません。

 やはり、『任せるには』チェック機能がいかに大切かを、また、システムは常にブラッシュアップしなければ無意味ということを改めて感じました。

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