経営の師匠
私には二人の経営の師匠がいることは、既述しています。
その他に、数多く読んだ経営に関する本の中でも私に合うと思う人が、「永守重信」氏と「一倉定」氏の二人です。
特に後者には衝撃を受けました。『郵便ポストが赤いのも経営者のせい』、つまり、会社経営のすべては経営者にかかっていることのへの強烈なメッセージでした。
彼の全集を購入するには数十万円かかるので、私は皮革版の「一倉定の経営心得」当時税別3300円を購入。
会社の経営が上手くいかなくなった時に、それこそ何十回も読み直しました。
なぜ彼がこの経営コンサルタント業についたかというと、サラリーマン時代4つのもの会社で倒産の体験をしたからです。
自分達が懸命に働いていても、一人の経営者によって会社は倒産するという非合理を4度も経験したのです。
そこで彼なりに何が問題なのかを突き止め、最初の頃は赤字企業のみの再建につくします。
そこで得た結論は、「資金が4か月続けば、基本的にどんな会社でも再建できる」というもの。
そのような彼でも再建できない会社が3つあるということです。
1.数字を見ない
2.お客様のところに行かない
3.社員の批判ばかりする
これらのことをする経営者の会社はどうしようもないそうです。
更に私が4番目を追加するなら「小さな噓をつく」経営者の会社も再建は難しいと思います。