あっけない幕切れ
二つの裁判に注目している旨を記述しました。
SBIホールディングスの新生銀行へのTOB。それとスーパーオーケーによる関西スーパーとH2Oグループの統合阻止。
後者のほうが最高裁判所に持ち込まれ、その決定に注目が集まっていました。
その結果が早くも一昨日に出たのです。
大阪高等裁判所の決定を支持するものでした。
私とは反対の意見で決着。
株式総会のルールがあっても、その本人の意思が優先されたのです。
素人目に見ても可笑しなものを感じます。
それでもこのことが今後判例として生きていくのです。
よく裁判は、正しいものが勝つとは限らないということを聞きます。
結局人間が裁くのですから、納得できないことも多々出てくることは想像に難くありません。
スーパーオーケー側はこの決定を受けて、すぐさまTOBを中止しました。
彼等のコメントがどこにもなかったので何とも言いようがありませんが、天邪鬼の私など費用対効果はいかほどだったのか気になるところです。
アドバイザーを務めた大手法律事務所だけは、勝者・敗者どちらの側もそれなりの報酬を受け取ったことは事実です。
一見非合理と思えることは、世の中にはごまんとあります。
そこだけに拘るよりも、そのことは忘れて、さっさと次の行動に移ることが楽な生き方だと思っています。