希望を持て
変異ウィルスの猛威が明らかになってくるにつけ、日本国中が沈痛な気分の中にあります。
どうしても、先行きに悲観的になるものです。
経済や経営に関するものばかり読んでいたので、気分転換に小説を読んでいます。
「小説 渋沢栄一」津本陽著 上・下巻
その下巻の中の、第一国立銀行創立の場面で次のような文章がありました。
当時、栄一34歳。
「私は幸運である」と言っていたそうです。
それに関して著者は「大成する人物は、かならずわが幸運を信じるものである。将来を悲観するような消極的な性格の人物が、社会で名を成した例はない」と。
先行きが全く読めずに脱サラした私。
ただ我武者羅に働きました。
当時は、運が良いとか悪いとか考える暇もありませんでした。
我武者羅に動いている中で、色んな人に出会い、色んな対応を決断しなければなりません。
その度に人に感謝し、熟考し決断を続けていった結果、何とかなってきました。
振り返った時に「自分はとても運が良い」と心から思えたのは、創立3年後くらいからでした。
どうせ一度の人生です。楽観的に生きた方が面白いと感じています。
最近、特に思う事。
「上り坂、下り坂、まさかは常にある」、「万事塞翁が馬」「気宇壮大」