家宝
文藝春秋6月号に絵師「村林由貴」さんの記事が10ページに渡り掲載されていました。
彼女のことは、私のブログでも以前紹介しました。
私の大学のテニス部の先輩のお嬢様です。
涙なしには読むことが出来ないほど感動しました。
私が彼女を含む先輩家族と会食し、絵を描いてもらう約束を取り付けた頃が、彼女の転機となっていたことが分かりました。
苦悩の果てに一筋の光を見出していた頃なのです。
「重しが取れて、昔ながらの自分に戻れたような気がします」
それでタイトルが『おだやかな日々』だったのでしょう。
彼女は、思い悩んだり、気分転換の時に「カエルの絵」を書くと言っていました。
天才絵師「狩野探幽」の天井画がある妙心寺から、襖絵を依頼されているとはとても思えないほど、ポップで色彩豊かな、ぬくもりのある絵です。
今後は、気楽に描いて欲しいなどとは、口が裂けても言えない程、手の届かないところへ行ってしまいましたが、接点があるというだけでも自慢です。
当時は大借金をしてYSP筑紫をオープンさせようとしていました。
彼女に依頼したのは、「どんな絵でも良いので、自分の描きたいもの」、「私のラッキーナンバーが8と2」「私の好きな色が赤、黄、金」とだけ伝えました。
本当に家宝になりました。