世代交代

数年振りに取引先の社長の娘婿に会いました。

45歳になる彼は、以前と比べて風貌が自信に満ちていました。

 

彼の口から「社長が11月に他界しました」と聞いて大変驚きました。

その社長とはほぼ創業以来からの付き合いでした。

よわい74歳。

とても早すぎる死です。

 

急なことで、事業承継が大変そうでした。

私が肝心な要点を数点だけ教えました。

幸いなことに無借金で、今でも毎月定期的に取引先から会社にお金が入ってくるシステムになっているそうです。

 

私はそのことが如何に素晴らしい事であるのか、例えを引きながら説明しました。

事業承継の大きなネックは、先代の負債がはっきりしないことです。

 

その上で彼の悩みが、「守りと攻撃のどちらを優先するのか?」ということでした。

私のアドバイスは、来年の夏くらいまでは「守り」で、会社の内容を精査することに集中する。

その後は、「攻撃」の割合を徐々に増やすでした。

 

会社の精査が済んだら、「若手の採用」に踏み切れと助言。

更に『現状維持は衰退の始まり』とも付け加えました。

否応なしに世代交代は進んでいくものです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

前の記事

必ず来る

次の記事

僥倖