親の務め
成人した子供に親がしてあげられることは、たかが知れています。
お互いが親離れ、子離れをしていって初めて、世代は繋がっていくのです。
「新しい酒は新しい革袋に盛れ」
先日、長男の家族を宮崎、鹿児島の私の祖先の墓参りに連れて行きました。
盛運の方位を取り、「これで最後にするから」と私のわがままで午前4時50分に出発しました。
途中、延岡に立ち寄りました。
私の大好物である天然鮎を、知人家族からご馳走して頂くためです。
毎年の行事になってしまい、申し訳ない気持ちで一杯なのですが、余りの美味しさについつい甘えてしまいます。
その後宮崎市内に泊まり、都城と鹿児島の墓参りを済ませました。
最後は「霧島神宮」に全員で参拝しました。
これで、愚息達両家族の墓参りと霧島神宮参拝を済ませたことになります。
次男の時も長男の時も共に『盛運』で方位を取りました。
私のしてやれることはここまでです。
これからの人生は、艱難辛苦は有ろうとも息子達が自らの力で切り拓いて行かねばなりません。
魔ダムは寂しそうに「えっ、これで最後」と言いますが、バトンは渡されたのです。
親の務めは、子供や孫の健やかな成長をただ静かに見守り、自らの人生の終焉を如何にするのかに全力をあげねばなりません。
この「必定」をしっかりと理解し、行動に移してこそ親の役目を果たしたと、言えるのではないでしょうか。