女性らしさ
長男と店舗を回った後に、かつ丼を食べに店に入りました。
午後2時前にも拘わらず、20台は停めれる駐車場は満杯。
長男がしみじみ、「何も宣伝しなくても、この店のようにいつもお客でごった返すような店が出来たらいいのに」
店側が自分達のペースで、自分達を気に入るお客様を対象にして、経営が出来れば、これ程幸せなことはありません。
人が人を呼んでくる店になれば、いらぬお金や気苦労をすることはありません。
自分の店を大事にしてくれるお客様に全力を注げばよいのです。
そんな話をしながらかつ丼定食を食べていました。
すると、30代前後のカップルが、我々のテーブル席の横にある座敷に靴を脱いで座ろうとしました。
二人共に履いたままの状態で靴を脱ぎ、男はそのまま座りました。
女性は靴を脱ぐなり、自分のものと男のものを邪魔にならないように二つ揃えて、履いていた状態と反対向きに揃えたのです。
久し振りに感動しました。
この様な何気ない仕草や、男が服を脱いだらすぐに畳んだりハンガーに掛けるような女性に、私は痺れます。
そのペアをちらちら横目で見ながら、この女性が奥さんだったら、この男性は素晴らしい結婚生活が送れるだろうと勝手な妄想をしながら店を出ました。