やり残し
昨日は、朝早くから息子達に招集をかけました。
何かをやり残していないかと考えましたら、ひとつありました。
かなり寒かったのですが、車で6〜7分ほどにある平尾霊園に集合。
生前墓の大掃除を行なったのです。
この様な習慣はきちんと引き継いでいかないと、いずれ無くなるものです。
我々は先祖あっての我々であることを、若いうちから教え込む必要があると、私は考えています。
物理や化学で解明できない「運」の要素なども含めて、長年続いている風習は大切にしたいと考えているのです。
彼等も指がちぎれるほど冷たい水に、何度も何度も使用済みのタオルをつけては絞り、一所懸命に墓石を拭いていました。
同じようにあたりには数人が箒やバケツを持って、行き交っていました。
二時間ほどかけて終了し、簡単な読経をあげて帰る頃、白い粉雪が舞っていました。
なんだかんだ言いながらも、いい息子達に育ったと、とても嬉しくなりました。