終わりよければ全てよし
各店長や愚息達に、いろんなことを任せるようになってから
少し考える時間が出来てきました。
性格上、過去のことはあまり振り返らないのですが
久し振りにゆっくりと振り返ってみました。
今までの、所謂前半の人生は、自分なりには
幸いにもそこそこ良かったと感じることが出来ました。
となれば、これからの後半の人生がもっと重要になってきます。
菜根譚に
「声妓も晩景に良に従わば、一世の胭花も碍無し。
貞婦も白頭に守りを失わば、半生の清苦は倶に非なり。
語に云う、『人を看るには、只後の半截を看よ』と、
真に名言なり」
要約すれば、
「終わりよければすべてよし」くらいの意味です。
つまり、今までの人生がそこそこ良かったと思っても
これからの人生の過ごし方によっては、
全てが水の泡になるという意味です。
今までの人生が良かったと思える人は
最後までそれを続ける努力をするべきです。
また、今までの人生が良くなかったと感じている人は
「まだまだこれから、これから」と思い
今からの人生を送ればよいだけです。