在庫

コンサルをしているとある店舗が、やっとのことで

長期在庫を何とかしようと動き出しました。

 

このブログでも再三述べてきましたが

会社は利益が出ていても倒産することがある、

赤字でも倒産しないことがあることの理解が必要です。

 

前者は巷でよく言われる「黒字倒産」です。

簡単に言えばキャッシュがあれば赤字でも倒産しない、

なければ黒字でも倒産するということです。

 

何故黒字でも倒産するのか?

現金が在庫に替わってしまっているからです。

特に我々業界では、長期在庫になればなるほど

その価値が下がっていくことに充分留意の必要があります。

 

一年を通して最も需要が増えるこの春に

在庫が増えるのは致し方ないことですし

戦術的に増やすこともありです。

 

その在庫を3か月以内で売り切りできなければ

二輪業界の低い生産性では、あっという間に

資金ショートを招きます。

 

車両だけでなく、小さな部品一つまで

全従業員が3か月以内の現金化を真剣に行えば

しっかりと利益も出て、未来への投資も可能になります。

 

「在庫」が『罪庫』にならぬよう、細心の注意が必要です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

前の記事

最低限のルーティン

次の記事

楽しみの一つ