感謝と報徳
二宮尊徳の銅像がTVで話題になっていました。
我々の小さな頃は、小学校に薪を担いで読書をしている
立ち姿の銅像が建っていたものです。
最近では、歩きスマホを助長する等(?)の
訳のわからない理由で、座像に変わっているとのこと。
この馬鹿らしい件に関する論評はするにも値しません。
気になって、彼のことを調べてみました。
通称「金次郎」、相模国出身、刻苦勉励した後家を再興し
藩の農業事業に大いに貢献した農民思想家。
『報徳思想』を広める。
「GIVE & TAKE」ではなく、「TAKE & GIVE」という思想に
他ならないという解釈を読んで非常に納得しました。
前者だと、どうしても見返りを期待してしまうものです。
後者では、今の自分がいるのは、両親の愛情や、いろんな人達の出会い、
社会環境というものに支えられているという考え方。
次男坊に赤ちゃんが産まれて、生まれ育つことの
大変さを再認識しています。
赤ん坊は、両親や親族、医師等からの「TAKE」から始まるのです。
この考え方に立てば、自然と両親、いろんな人達、社会に
これからはお返しする番だと思えるのです。
『感謝と報徳』、忘れてはいけないシンプルな言葉だと思いました。