レジリエンス
昨日で1200話という区切りの良いところまで来たので
改めて初心に返ろうと思います。
記述していますように、もともとは経営者や店長向けに
私の体験を交えながら気づいたことを書いてきました。
改めて経営者に一番必要なものは何かと自問しますと
それは、レジリエンスと断言できます。
この30年間にいろんなことがありました。
先ず、生きてここまでこれたことに感謝しなければなりません。
一度だけ、真剣に死亡保険金のことを考えたことがあったからです。
今思えば何ということはないのですが、当時は
悪いことが重なり続け、視野がどんどん狭くなり、思い詰めていきました。
その時点では起こっていなかった悪いことだけを予想するうちに
おかしくなっていったのです。
resilienceを英和辞書で引きますと「弾力性、回復力」と出てきます。
これは、心理学用語で脆弱性の反対の概念です。
『困難な状況にも拘わらず、しなやかに適応して生きる力』
一言でいえば「折れない心」。
もっと砕けると「何くそ負けてたまるか」の精神。
この概念にも免疫力のようなものがある気がします。
現在では、当時以上に悪い状況でも、
かなり平然としていられるようになりました。
脱サラして私が得た最大のものは
このレジリエンスだと思います。