良くない中にも
2輪業界では、1年で最も需要がある4月が
あっという間に終わりました。
毎月1日には、早朝から裏庭に植えてある
榊を切ってきて、神棚に供えるのですが
ついこないだ同様の作法を行った気がします。
穀雨が過ぎたと思ったばかりなのに
もうすぐ立夏です。
月日が経つのがどんどん早まっている気がします。
弊社の業績は、年初からかなり悪化しました。
この4月を大いに期待したのですが
店舗で明暗が分かれました。
1-4月累計で昨年比減収減益で推移しています。
気が滅入る日々を過ごしていますが
私が期待している若手店長の新店が、
単月でその店の過去最高の売上高を叩き出しました。
良くない中でも、着実に新たな芽が育っていて
嬉しく思いますし、これこそ経営者冥利に尽きることなのです。
私が次々に出店するので、「人も育っていないのに」と
反対する意見はあります。
私から言わせれば「人が育った」とはどの時点か?ということです。
人は育っていくものなのです。
確かにキャリアは重要です。
しかし、それ以上に結果に圧倒的な影響を及ぼすものは、情熱なのです。
私のこの信念は、30年間揺るいだことはありません。
因みに6月にオープンさせる、
弊社最大の投資金額である新店舗の
スタッフの平均年齢は20代です。
どうやってスタッフを選ぶのか、よく同業者に聞かれます。
簡単です。
自分で目星をつけた人物に順に、新しい事を
「やってみないか」問うていくのです。
その時に、否定形の応えを出したり、応えを保留した人物は
どんどん除外して、「えっ、私でいいんですか」とか
「やりたいです」と応えた人物のみに任せるのです。
その人物たちが、周りから見ると頼りなく、実力も無く
見えようと私は一切気にしません。
現在に至るまで、いろんな人物を見てきましたが
成功するのは、謙虚でポジティブな情熱家です。