一つの時代の終焉
青い縁取りと表示の郵便局のレターパックライトが
先日の晴れた日に届きました。
何かと思い差出人を見ますと、司法書士法人の名前。
私が何時もお願いしている司法書士と違うので
一瞬中身が分かりませんでした。
少しばかりドキドキして開けてみました。
すると先日売却したマンションの
移転済登記済権利証、所有権移転登記完了証、全部事項証明書の
3通が入っていました。
そうなんです、今まで私の人生のおよそ半分をお世話になった
マンションの売却完了の書類だったのです。
全事項証明書の写しを見ますと
平成1年12月に住宅金融公庫でローンを組んでいました。
年の利息は4.95%となっていました。
その時の私の年収が350万円、魔ダムが150万円。
二人合計の年収で許可が出たのでしょう。
その後、銀行の担保に入ったり、今日の政策金融公庫の
担保に入ったりと、年次を追って当時の状況が
かなり鮮明に蘇りました。
幼子二人と魔ダムを食わせるために
当時は無我夢中で我武者羅で仕事をしていました。
直近までは二男夫婦が使用していて
それこそ2世代に亘りこの部屋のお世話になったのです。
昨年春から売りに出していました。
私の不動産に対する相場観を試すために
高めの価格設定から、季節を追うごとに価格を下げていきました。
売却価格は、やはり相場並みでしたが
私にとってはかなり良かったと思っています。
売却前日に私と魔ダムで○○号室に行き
感謝の念を持って両手を合わせて深々とお辞儀をしてきました。
一つの時代の終焉でした。