執念
社員に私の思いが伝わらない既述をしましたが
ある本を読んでいましたら
まだまだ自分が未熟であると諭されました。
弊社の「社是」は『信頼と感謝』で、
これについては、何かの模倣や借りて来たものではなく
10年くらい前から、自分の人生にリンクさせて
確信したので揺るぎないものになりました。
ところが、「経営理念」となりますと
紆余曲折があり自分の価値観等も変化し
なかなか定まりませんでした。
ある時、本業は何であるのか、また社員が増えた現在
今後をどうするのか等の自問自答を繰り返しました。
何だかんだ言って、現在の自分があるのは
「バイク業界」のお蔭であり、そのバイクが好きで入社してくれた
スタッフのお蔭という結論に達しました。
一日の1/3を過ごす会社の理念とは何ぞや!?
そこで導き出された言葉が
『(社員各人が自分の)人生を豊かにする為に
楽しく・明るく・元気よく仕事しよう』というものでした。
これで完成と思った処に未熟さがあったのです。
その本には、「こんな会社にしたい」というレベルでは
社員に浸透もしないし、絵に描いた餅に過ぎないとありました。
「こんな会社にしなければならない」という
執念で行動して初めてその様になる。
会社の経営が上手く行かない、
社員が思うように働いてくれない等
ネガティブな感覚を持った時には、
その原因は全て経営者がもたらしているモノと
謙虚に反省し、新たな行動を取るべきなのです。