全てが同じではない

弊社の10月実績は散々でしたが、良い店と悪い店の間に

かなりの差がみられました。

 

大きな括りで見ますと、5年以上の古い店ほど実績が振るわず

3年以内の新規店舗ほど実績が良くなっているという事です。

 

ここから推測するに、新規店舗は店の認知と

お客様を確保するために各店主は自らの休日返上で

イベントごとや自動車学校の訪問等をします。

 

お客様の接客にしても、常に相手の立場に立ち

心の底から来店の嬉しさを表現します。

 

3年ほど経ちビジネスが軌道に乗り出すと

慣れが生じ出します。

知らず知らずのうちに、店主の手抜きが始まるのです。

 

最初の頃と少しずつ対応が違ってくることに

良いお客様ほど気づき、静かに去っていきます。

 

最近のバイクは、かつての必需品から

不要不急の趣味性の高いものに変わっています。

以前より、立地や価格や品揃え等の影響は

ほとんど受けなくなりました。

 

それよりも、行って楽しい店なのか、自分に合う店なのかが重要で

その先に、商品知識の深さや技術力が問われるのです。

 

となると、何が一番重要かというと、そこの店主の力量になります。

先ず店舗の清掃やスタッフの教育がしっかりできる事。

 

お客様との関係でも、店主サイドではつかず離れずの感覚でも

お客は自分が一番大切にされているという意識を持てる接客。

人に好かれ且つバイクに関する知識でも信頼が置ける。

 

経営環境が悪くてもそこそこの実績を残す店は

代替え需要がかなりあるからです。

そこから派生して紹介も多くなります。

 

売れている店は、店主がお客に好かれ信頼されている証拠だし

スタッフもその店主がしっかり育てているのです。

売れていない店は、結局はお客にとってその店もスタッフも

魅力が無いということを店主は自覚するべきです。

 

たまに、いつもお客がいるのに、業績がパッとしない店があります。

二輪業界の大きな勘違いの一つです。

これは、単にその店主が自分の気の合う人達と

たむろしているだけだからです。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

前の記事

やはりこの人か

次の記事

何時か通る道