大きな視野
先日、取引銀行主催の講演会がありました。
講演者はサンデーモーニング等のTV出演も数多く
著書もかなりの数執筆されている「寺島実郎」氏でした、
演題は「激動する世界情勢と日本経済の展望」。
先ず驚かされたのが、私より7歳も年上なのに、
常に世界のことから日本を考えているという思考の広さ、
それと実際の肌感覚を大切にするために年の半分以上は海外を
飛び回っているという行動範囲の広さ。
一時も早くバイク業界で九州でダントツ1位になり、
70歳前には完全リタイアを考えていた私の「普通感」が
あまりにもちっぽけで情けなくなりました。
彼曰く「経営は時代認識そのもの」。
判りやすく言えば、経営は時代環境に
ドップリ影響を受けるということです、
孫氏の好きな言葉である『パラダイムシフト』が
起こっている時に、今までと同じことをしていては
業績は下降線を辿るばかりか、今まであった市場そのものが
無くなる可能性もあります。
現在でも世界3位のGDPを誇っている日本も
国民一人当たりに換算すると、2015年で
世界で26位、アジアでは3位に過ぎません。
シンガポール5.3万ドル、香港4.2万ドル、そして日本3.2万ドル。
これから益々国別の差がついてくることでしょう。
我々一人一人が、如何に生産性を上げるか
如何に儲かるビジネスを他に先駆けて見つけあるいは
創り出すかが非常に重要になってきます。
今年の夏は、二輪業界の粗利率20%台を
40%を超えるようにする方策を
真剣に考えてみようと思いました。