一日一日
7/27のTV報道ステーションを見ていましたら
相模原の障害者施設殺傷事件の内容でした。
その中で「全国手をつなぐ育成会連合会」が
障害者に宛てた声明文が、ゆっくりと数分間紹介されました。
「いつもと同じように毎日を過ごしましょう。
不安だからといって生活のしかたを変える必要はありません。
障害のある人もない人も私たち一人ひとりが
大切な存在です。」
このナレーションを全て聞き終えた私は涙しました。
小川彩佳アナウンサーが思わず「すみません」と言って
真っ赤にした瞳から落ちる涙をこらえたシーンは、
私の心の奥底に隠されたどす黒い塊までも
瞬間に透明なものに変えるほどでした。
この会のHPをみますと一般向けの緊急声明文も
掲載されています。
「私たちの子供は、どのような障害があっても
一人ひとりの命を大切に懸命に生きています。」
お亡くなりになられた方々のご冥福と
御けがをされた方々の一時も早い回復を
心よりお祈り申し上げます。
モンゴメリの「アンの青春」にある
『けっきょく、一番、幸福の日というのは、すばらしいことや、
驚くようなこと、胸の湧き立つようなできごとが
おこる日ではなくて、真珠が一つずつ、そっと糸からすべりおちるように、
単純な、小さな喜びを次々にもってくる
一日一日のことだと思うわ』
を思い出しました。