遠かった 10億円
弊社では、毎年取引先を招待して全社員と一緒に忘年会を
実施しています。
今回で29回になります。
3年前に冒頭の私の挨拶で
「2015年までにグループ年商10億円突破」を表明しました。
阪神大震災直後に帝国データバンクが調査を行った
倒産会社の割合で、従業員5人以下の企業の割合が50%を超え
101人以上の規模の会社は0%だったそうです。
また、中小企業には「30人の壁がある」と常々言われています。
この二つの要件を考えますと、年商10億円を突破すると
統計的に極端に倒産の恐れが少なくなるとのことでした。
今年も残り数日しかありません。
どう転んでも、10億円には届きません。
経営者として、深く反省しています。
理由を考えますと、色々ありますが
まず、私の思いが社員全体どころか
各店舗を任せている店長にすら伝わっていなかったことです。
何故新規出店をするのか、何故不動産業にも進出するのかetc.
全ては、会社を長期に亘り存続させ
きちんとした形での雇用を守り抜くためなのです。
我が家は結果的に、全ての家族が現況のビジネスに
肉体も精神も財産も全て投入することになりました。
社員は喜んで理解してくれているものと考えていた私が
非常に浅はかだと気づかさせてくれました。
自分自身にも厳しく且つ社員にも厳しく
ドライに経営を進めていかないと
何時の間にか競合店に潰されると
改めて認識した一年でした。