縁尋機妙
ある雑誌を読んでいましたら、経営者の座右の銘として
タイトルの「縁尋機妙」が出てきました。
(えんじんきみょう)と読みます。
早速、調べたところ広辞苑には掲載されておらず、ネットで検索。
思想家「安岡正篤」氏と一体で登場します。
本来は、仏教用語だそうで
『良い縁がさらに良い縁を尋ねて発展していく様は、
誠に妙なるものがある』と解釈されています。
この言葉には次に続く語句があり、それは「多逢聖因」です。
(たほうしょういん)と読みます。
「いい人に交わっていると、良い結果に恵まれる」と言う意味。
安岡正篤氏は、
『人間はできるだけ、いい機会、いい場所、いい人、いい書物に
会うことを心掛けなければならない』と結んでいます。
別の雑誌に、私が繰り返し各店長に言っている言葉と近い
ニュアンスのものがありましたので追記します。
『小才は縁に出会って縁に気づかず、中才は縁に気づいて
縁を生かさず、大才は袖振り合う縁も生かす』
(柳生新陰流 柳生家家訓 より)
私がよく口にする『運と縁』は、物理や科学で証明できない、
昔からの不可思議であることを改めて痛感し、
積善を行い、良き人と交わりたいと思いました。