57,190,85,184
この数字を見ただけでピンとくる人は、経営感覚に
非常に優れていると思います。
表題の数字は、今年の店舗閉店数です。
左から、ヤマダ電機、マグドナルド、ワタミ、すき家です。
奇遇にも一世を風靡した企業群ばかりです。
それも、低価格競争を仕掛けて
勝ったと思われていた会社ばかりです。
私は、特にヤマダ電機に興味が湧きました。
圧倒的な店舗数と品ぞろえで価格破壊を仕掛け
一気に全国制覇を成し遂げたように見えたからです。
一概には言えませんが、ダイエーがそうであったように
低価格戦略には、限界があるような気がします。
一旦トップに立っても、その期間はあまりにも短いようです。
公表されています経常利益率を比較すると
ヨドバシカメラが7%前後でダントツで
それ以外の大手家電量販店は3%前後です。
我が家の長男や弊社福重店の店長に聞きますと
ヨドバシカメラの店員は、商品説明が非常に丁寧で
ゆっくり時間を割いてくれるそうです。
何故ヨドバシカメラだけが業績が良いかというと
基本的な考え方が「小売業ではなく、サービス業」との
認識を社員全体で共有しているとのこと。
これは、ホームセンターで凄い利益を叩き出している
「ハンズマン」も同じことを言っていました。
われわれの業界は、この小売の中でも
特殊な趣味性が高いものです。
これらの業界以上に、「サービス業&エンターテイメント業」
であることを、社員が心底思い、具体的な行動に
落とし込めば、まだまだ伸びていくと思います。