有難いけれど申し訳ない
最近は、雨しか降らない北部九州です。
うっとうしいだけでなく、体の中からカビが生えてきそうです。
そんな日々にも、周りの木々の緑だけには、癒されます。
ある日、雑草だけが勢い良く伸びた自宅の庭を見てまわると、
門から反対側になる奥の西側の軒下に、
すでに花を落しきった胡蝶蘭がありました。
思い出しました。
おそらく5月頃からここに置いておいたものです。
店舗をオープンした際にいただいたのです。
有難いことに、オープン時にショールームには
10鉢ほどの胡蝶蘭がありました。
オープンしてしばらくすると
その店舗のスタッフの一人に異変が表れ始めました。
隣の部屋の工場に居る時にはどうもないが、ショールームに来ると
目が痛くなり、鼻水も止まらず、気分が悪くなるというのです。
病院に行くと胡蝶蘭アレルギー(花粉症)との診断。
どんどん悪化して、顔が大きく腫れ、最終的には4日間も寝込むことになりました。
他の店舗にこの話をすると、グループ内でも3人ほど
そういう人がいることがわかりました。
締め切ったショールームです。
来店されたお客様にも、同じような人がいらっしゃったら大変と、
そのような症状が出ない知人達に、すべての胡蝶蘭を配りました。
最後に残ったのがこの鉢です。
黄色の花をつけていたので、風水で西側におきました。
5月から今まで、資金繰りに苦労の連続なので
忘れ去られたこの花が怒っていたのかもしれません。
今後、私が贈る側に回った時には、
今でも自分が一番うれしい造花か、
観葉植物にしようと思います。