生きるか死ぬか
昨年から、経済紙でよく次の言葉を目にするようになりました。
「生きるか死ぬかの競争」というものです。
これはトヨタ自動車社長の豊田章男氏が
繰り返し述べているものです。
世界に冠たる、日本一の、純利益だけでも
2兆円を超えるような企業のトップの言葉なのです。
偏差値が物凄く高い大学のなかから、超難関の面接試験等を
勝ち抜いた人しか入れないような企業です。
普通なら社員は安泰と考えるでしょう。
そんな企業でさえ、これだけの危機感を持っているのです。
確かにAIの進歩により、トヨタも単なる組み立て工場に成り下がる
可能性が出てきました。
嘗ての世界ダントツ1位のシェアを持っていた
銀塩フィルムのコダックがデジタルの進化で
あっという間に倒産したことを連想させます。
トヨタに比べて、吹けば飛ぶような我々中小企業などは、
もっと大袈裟すぎるほどの危機感を持たねばなりません。
僅か数十名の社員数です。
全員に意識を植え付ける努力が
今まで以上に必要だと感じています。