ドラマではない
昨夜は件の弁護士と私・子供達の勉強会の日でした。
直前になって彼から私の携帯に連絡が。
「クライアントが差し押さえになって現場にいなければならい」との
内容でした。
テレビや映画のシーンでは良く見る光景ですが
実際も我々の周りで日々起こっていることだと
思い知らされました。
ドラマではなく現実の日常なのです。
私も子供達もあまりにリアルなことで戸惑うと共に
若い彼がその現場を仕切っていると思うと
ギャップと尊敬が入り混じったものとなりました。
これから寒い冬空の元に、その家族は投げ出されるのでしょう。
世の中の大半は、今からクリスマス、お正月と
楽しいイベントが待っているのに・・・
改めて子供達に言いました。
「銀行も取引先も業績が悪くなったら手のひらを返す。
それは仕方ない事。決して他人を恨むな。
自分の非力と努力の無さを悔いろ。」
「非常事態を想定して、常に収入の一定額を積立し
決してプライベートで使うな」とも付け加えました。
情報が一瞬にして拡散する現代では
今までの勝ち組が一瞬にして負け組に変わったり
市場からの退場を余儀なくされます。
大手企業はなるだけ内部留保を減らして
ROEの数値を上げたりするのが株主の為でもあります。
しかし、中小企業は内部留保はある程よいと私は思っています。
いつも言っていますように、資金が底をついたら
それでおしまいだからです。
昨日までの、厭世気分などに浸っている場合ではありません。
こういう時、単純な私の性格は本当に助かります。