身近な例
私は嘗て、経営母体が違う二つのテニススクールに通っていました。
E校はジムやエステ、フットサルも併設の
マルチタイプの全国区。
R校はテニスオンリーの大分が本社の
専門特化型の地方区。
私は現在、時間的にも体力的にも余裕が無くなり
1校に絞っています
私がR校を選んだのは、自分自身が一番やりたい
テニスに特化していたこと。
次にコートの天井が高いという設備面も優れていたこと
そして何より、学生を含むコーチに親近感を覚えたからです。
大分でダントツ一番のテニススクールになり、
満を持してこの福岡市早良区に出校した4年前には、
E校の方がまだ生徒数は上回っていました。
ところがE校は、はやりのフットサルのコートを造るために
テニスコートを1面減らし、かつ配置的に天井高も低くなってしまいました。
それと次々にコーチが辞めていったのです。
この様な複合的影響で、R校の生徒数は増え始め、
3年前には西区に1校を新設、今年には南区に1校をオープンさせ
更に年内に西区の北側にもう1校オープンさせるとの事です。
錦織効果で小さなお子さまの生徒数が
かなり増えているそうです。
恐らく現時点でも、福岡市内のテニススクールでは
一番生徒数が多いと思われます。
僅か4年間で、大分の会社が福岡でも1番になったわけです。
テニススクールというニッチな衰退していた業種です。
屋内コートを造るには、かなりの初期費用が発生し
専門的なために参入障壁は高いと思われます。
我々二輪業界にも非常に参考になる身近な例です。