同族だから
日経ビジネスの最近号で
「同族だから強い」(不透明な時代を乗り切る変革力)
というタイトルのものがありました。
私は、中小企業では、借金の補償等の問題や
土壇場での思い入れの強さ等で自分の子供達が
後継になることが一番良いと思いながら
子供達を指導してきました。
しかし、二人ともに一向に成長しません。
還暦を過ぎた私が何時どのようになるかわかりません。
社員やその家族の事を思いますと
もっと各種経営の勉強をして当然と思うのですが
片鱗も見えません。
学校の勉強と同じくらいに考えているのでしょう。
学校のそれは、真剣にしなくても自分にしか影響は及ぼしません。
しかし、経営の勉強は社員や他人に大きな影響を与えます。
『こんな本を読んで、こんな感想を持った。
この点に関してオヤジはどう思う』等の
会話は何時になったらできるのでしょうか?
この記事の中で、「会社を永続させるには2代目の
力量が問われる」と書かれていますが
私も同感です。
これだけ変化の激しい、一気に情報が行き渡る現代では
普通より少しぐらい出来の良い2代目では乗り切れないでしょうし
況や普通以下の2代目ではほぼ倒産します。
会社の業績向上を図りながら、メーカー&銀行との折衝、
送られてくる不動産のチェックに現地に飛び
真剣に経営の勉強をしない息子達に目を配りつつ、
各店長の成長や社員の家族まで気に掛け、
その上、老齢の3人の親の面倒を見る。
私の身体は、本当にいくつあっても足りません。
息子達も各店長も一時も早く自立して欲しいと
心から願っています。