1つずつ潰す

 また、真ダムの携帯に私の父親から電話がかかりました。

私はストレスになるので、父親の携帯番号は着信拒否にしています。

「お金が全然ないので持ってきてくれ」との内容。

 以前、毎週3千円渡しているのに、何に使用しているか両親に聞いたことがあります。

内容は、ホーム内に設置してある自販機で、水やお茶を購入しているとのことでした。

そこで、先週はコスモスで水・お茶等を大量に購入しホームへ持って行ったのですが、それにも拘らずお金が不足するということでした。

 軽い痴呆もあるので、どこかにしまい込んだり、誰彼に渡している可能性も否定できません。

ホームからは、我々の付き添いがなければ外に出ることはできませんので、本来お金の使用場所は無いはずなのです。

 午前中に銀行のATMへ行き、両親の訪問医療費の振り込みを済ませ、午後から真ダムと一緒にホームへ向かいました。

担当介護の女性に頼み、施設内でのお金の使用禁止を、一緒にホームの部屋で両親に説明してもらいました。

今回も200ミリペットボトルを10本ほど購入していったので、1週間以上持つはずです。

両親は納得していたようですが、果たして憶えていてくれるのか。

訪問看護計画書にサインして、ホームを去りました。

 帰宅すると、公的年金事務所から父親あてに、配偶者控除申請の書類が送られてきていました。

弊社担当税理士に確認すると、恐らく申請すれば配偶者控除が受けられ所得税が安くなるはずとの見解。

記入要領を何度も読み返し、申請書類を作成し投函してきました。

 小さなことではありますが、この様に問題点が出てくれば、一つずつきちんと潰していくほかないのです。

自分のことならまだしも、両親のことでです。

処理する側も、そこそこ知識があり、行動力が問われるのも事実です。

小さくて面倒なことというものは、面白いように次から次へと発生するものです。

 夕刊に目を通すと、円が下落して一時152円台に突入したとの内容。

日銀の無策ぶりが、世界の金の亡者を増長させました。

これで、日本国内で少々の減税等を行っても、物品のほとんどを輸入に頼っている日本は、物価上昇が激しくなり、一般庶民の実質賃金はマイナスで推移するはずです。

結局輸出中心の大企業だけが恩恵を被り、大企業の経営トップだけが欧米との差額が大きいとの理由で多額の年収を得て、全企業の99.7%を占める中小企業の従業員は、益々生活苦を感じるようになると思います。

 数年前まで120円台だった円が130円台になっても、かなりの円安なのが分からないことが、私には理解できません。

日経平均が下がろうが、一時も早く政策金利を上げるべきです。

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