驕り
私のブログのサブタイトルである「驕りと現状維持は衰退の始まり」は、長い経営経験から来ています。
2024年8月4日(日)21時38分に「エブリシング・バブル 終わりと始まり エミン・ユルマズ 著」を
読了しました。
地政学から日本の優位性を説いていて、2053年には日経平均が30万円になるとの説を唱える天才です。
この本の読後感は、以前にも書きましたが、中国が専制国家になって本当に良かったということです。
もしも中国が先進国の望み通り民主的な緩やかな共産主義国家になっていたら、日本の存在など虫けらも同然でした。
中国が目覚ましい経済発展を遂げ、軍事力の増強に走り、アメリカを含む先進諸国のルールを変えようとした
驕りが日本に神風を吹かせたのです。
優秀な頭脳と多額の外貨が中国から逃避し始めました。
その行く先が日本になったのです。
彼の著書の内容の大半は私と同意見でした。
日本のインフレは長く続き、それに対する個人の防衛策は株式投資、不動産投資、金投資が
有効であるとの考え方です。
私は金投資をする気はなく「プラチナ投資」を考えています。
理由は既述しましたが、産出量が金の1/20しかない希少資源だからです。
ロシアと中国の関係が実に興味深いものでした。
中国がロシアの領土を狙う根拠も理解できました。中国も米国もじっくりとロシアが弱るのを待っているとのこと。
私が何度も警告を発している、「水・食料」の不足が今後戦争に発展する可能性を示唆しているのも同感です。
2024年8月2日午前9時現在の福岡市の貯水率は96.57%。
今年の猛暑にも安心な量です。大水害は逃げればよい、しかし大渇水は死を待つのみくらい重みが違うと
私は考えています。
今後AIが急速に発展すると職業が激減して、人口が減少する方が優位に立つ可能性があるという説明にも納得感がありました。
介護保険や年金の財政が大変と言われていますが、人口比率が一番高い団塊の世代の人々は後10年もすればほとんどいなくなります。
農業と漁業を保護すれば、人口が減った分自給自足が可能となります。
また、米中の対立がある間に軍備力を増強すれば、米国が日本を裏切っても何とかなるでしょう。
蒙古襲来以来の神風が日本に吹いていると感じずにはいられません。
その神風に乗って、日本の株を買い進め福岡市内の土地を購入し続けたいと改めて思いました。
福岡市内に移住してくる優秀な外国人のレベルを、普通の人々は感覚的にわかっていません。
移民と言えば、安い賃金で働くアジア系の人々と思っている人々が大半でしょう。
ところが優秀な頭脳の持ち主たちは、年収は軽く1億円を超え、消費も桁外れな額となります。
つい最近ボランティアでコーチをしているラグビークラブに、外資系金融機関の副頭取が息子と一緒にグランドに来ました。
何と運転手付きのロールスロイスに乗ってきたのです。恐らく6000万円~8000万円はするでしょう。
私が購入したマンションの上層階は1億円を超えますが、天井高は我々の部屋の2.5mに対して2.9mも
あります。
大手企業は既に優秀な外国人のことも考慮して設計していると思われます。
謙虚な気持ちで大局観を養っている人とそうでない人の行動は違ってきます。
その行動の結果、格差が広がることは仕方ないことなのです。