人生色々
先日、大学の経済学部テニス部の同期会を長崎で行いました。
古希という節目で、青春時代の長崎と現在の長崎を比較する趣旨もありました。
私が幹事に指名されたのですが、はたと困りました。
理由は、各人の経済状況が分からないので、どのレベルの宿泊と食事をするのか迷ったのです。
久しぶりに各人に直接電話して状況を推測しました。
先ず、最も可処分所得が高いと思われる福岡県在住の夫婦。
奥様が教員で同期は上場企業のサラリーマン、且つお子様はいない。
我々の中で最も早く一軒家を購入し、10年くらい前に全面建て替えをしています。
彼は、現在マンション管理人をしており月収の5万円は全て自由に使えるとのこと。
その奥様から、人生に一度だから思い出に残るものにして欲しい、美味しいものを食べたいとの要望がありました。
次に埼玉県在住の同期へ連絡。彼も大手の上場企業のサラリーマンで奥様は専業主婦。
こちらもお子様はいません。
那須に別荘を持ち、10年前から米国株に投資をしているという事でした。
最近は一切仕事はしていなくて、株の配当金でゴルフ三昧とのこと。
長野県在住の同期は、突然お父様が亡くなられて今回は欠席。
残るは長崎県在住の二人。そのうちの一人は肺の病気で欠席。
残る一人は、地銀に勤めて50代後半には取引先へ出向。独身。
現在仕事はしていないが、投資信託を中心にお金には余裕があるとのこと。
最近ピアノを習い始めたと。
結局6人の内4人の参加となり、私と奥様を教員に持つ同期の二人が夫婦同伴、埼玉県の同期と独身の長崎県の同期の3組で行動となりました。
集合場所は、長崎駅隣接のオープンしたてのマンダリンホテルの7階ロビーに決定。
そこで日本一高い5000円のチャンポンを昼食に考えました。
この昼食は流石に全員に却下され、近場の中華料理店で普通のチャンポンを食べることに。
宿泊は全面建て替えしたばかりの雲仙宮崎旅館。
団体客は我々だけで、他の全ての人達はペアでした。
ここには既に宿泊もしたことがあったので、施設・接客・食事・大浴場全てに全員満足。
厚生労働省の一般家庭の姿が、夫婦と子供二人がモデルケースとなっています。
今回、そのモデルケースに当たるのは、4人の内私だけだったことに驚きました。
少子高齢化は、我々の時代にはすでに始まっていたのかもしれません。
お子様を持ちながら老後も経済的に余裕を持つことが、難しい世の中になった気がします。