気を引き締めよう
2024年は中小企業の倒産が、11年ぶりに1万件を超えると予想されています。
2024年1月17日に中小企業庁が倒産データを公表しました。
それによると、2023年の全国の倒産件数は8690件で、前年比35.1%増。
この増加率は31年ぶりの高水準というもの。
我々中小企業はどのように対処すれば良いのでしょうか?
思いきった取捨選択が必要だと思います。
先ず、徹底して自社の強みを理解することだと思います。
数なのか、質なのか、技術なのか、立地なのか、社員なのか、いろんな要素を分解して、強みを探し出すのです。
それが理解できれば、他の予算は大きく削ってでも、その強みに集中投資をします。
追い込まれたら、これしか方法はない気がします。
今から起業しようとする人や、今後も経営を続けていこうと思う人は、何を経営の基礎に置けばよいか?
先ず、エリアや業種や商品等の何でもよいので『1番になれるか』自問する。
例えば、九州、福岡県、福岡市等のどんな小さなエリアの中でもよいので、物品の販売数量は「1番」、サービス体制は「1番」、利益率は「1番」、固定客の多さは「1番」、立地は「1番」、グーグルの評判の点数は「1番」etc.
次に『10年後も存在するか』を自問。
この大きな二つのことを念頭に置いて経営すれば、何とかなる気がします。
その意識があっても上手くいかない場合は、次の対策が必要です。
社員の使い方に問題がある場合が多いと思います。
これを解決するには、「信じて、任せて、感謝する」を思い切って実行することです。
たまに裏切られることは想定内です。
裏切られた場合の被害が、経営を揺るがすことのないような仕組み作りは必要です。
自分一人だけの経営には限界があります。
会社の成長と共に社員数も増えます。そこから本当の経営が始まるのです。