ゆっくりとしたペースが良い
商売は、「牛のよだれのごとく」と言われるように、少しずつ且つ長~く成長し儲け続けることが肝要だと体験しました。
不動産に関しても、このことが当てはまる気がします。
急成長は何事も大きな歪を産むものです。
2023年9月19日に基準地価が公表されました。2023年7月1日時点の地価。
地価には3つの価格があります。
国税庁が評価する路線価(相続税路線価&固定資産税路線価)、国土交通省土地鑑定委員会が評価する公示地価、そして各都道府県が評価する基準地価。
この基準地価で福岡市は11年連続上昇し続け、変動率が住宅地で8.2%、商業地で11.2%上昇。
日本全国で観れば、TSMC工場進出に伴う熊本県大津市が全国トップの上昇率30%超えとのこと。
つい最近、半導体ウェハーの表面を研磨する「CMP装置」の生産で、世界2位のシェアを誇る「荏原製作所」が、熊本県南関町に新たな工場を増設し、数百人規模の雇用を生むと発表されました。
暫くは、この半導体関連の熊本県と北海道が地価の上昇を牽引するでしょう。
私が、少しずつ仕込んでいた地下鉄七隈線沿線はどうでしょう。
上昇の変動率は、福岡市内ではベスト10の中間前後に入るくらいの緩やかなものです。
この少しずつ上昇というのが、上記に既述した商売と同様実に良いのです。
無理をせずに、ゆっくりと資産が増やせます。
六本松4丁目が166万円/坪、別府4丁目が102万円/坪、茶山5丁目が76万円/坪の基準地価となっていました。
少子高齢化で空き家が増える日本で地価が上昇する要因は、工場進出、再開発が筆頭で、急激な上昇となります。
私はこの急上昇にはあまり興味がありません。自分が住みたいと思う地域がほとんどないからです。
今後この地下鉄七隈線沿線での投資は、私の中では最終章となります。次第に割安感が無くなって来たからです。
やはり注目は佐賀駅近辺な気がします。県知事が新幹線を通さないまでの期間がチャンスと思えるからです。