速報値
昨年1~12月の弊社グループの決算速報値が出ました。
最終的には2月中旬頃に確定します。
私の個人の会社は特殊なので、後に詳細を述べます。
長男と次男の会社は、コロナの追い風とスタッフの努力により、2年連続増収増益となりました。
私が想像していた以上の実績で、久し振りに二人の息子達を褒めました。
税理士との打ち合わせが終了した後に、数字を詳細に確認。
するとやはり私の危惧していたことが判明。
先ず問題点は、二つの会社共に粗利率が下がっていること。
次に、特に長男の会社は大きな問題がありました。
在庫が急激に増加していること。次に減価償却費以内で借入金返済が出来ていない事。
各店長も年末に多額の賞与を貰い、恐らく危機意識はゼロだと思います。
長男もこのことに気づいていない点が、まだまだ経営者としての未熟なところです。
1店舗で経費もあまりかからない場合は、在庫が増えたり、減価償却を超える借入金が発生しても、金額自体が少ないので自己資金等で何とかなります。
ところが多店舗で8億円を超える売り上げともなると、大きな金額が一気に資金ショートするのです。
恐らく3月中旬頃には慌てふためくこととなるでしょう。
各店舗平均400~500万円の「車両+部品用品」の在庫を、早急に削減する必要を感じます。
数字に弱い人は経営者には向きません。これは店長も同じです。
常に現場に出て長期在庫の把握を行い、車両だけでなく部品用品も絶対に不良在庫をを出さないことです。
その不良在庫の山は、全て現金と同じと経理上は扱われますが、実際にはキャッシュはゼロに近いのです。
半導体や部品不足で在庫を厚めにしてきた時代は終了です。
目利き力を生かして、売れる商品のみを多く仕入れ、売れない商品には目もくれないことを徹底しないと地獄を見ることとなるでしょう。