昭和世代
日経ビジネスの8月8日号で、久しぶりに「和民」の渡邊美樹氏のインタビューが掲載されていました。
一昔前まではこの会社はブラック企業の代表格でした。
息子達が会社を経営したいと相談があったので、長男はトライアルカンパニーに次男は和民に就職させました。
朝から晩まで休みなく働けというのが、その二つの会社の経営理念だったからです。
当時、たまに息子達に働いている環境を聞くと、それはもう今では考えられないほどひどいレベルでした。
睡眠時間が数時間、2~3週間休みなしetc.
今でも息子達を働かせて正解だったと思います。
経営者たるもの、24時間365日働く意思があって初めて成功するのです。
今回のインタビューで渡邊社長が、コロナの影響はどれほど大変でしたかと問われた返事がたまらなく良かった。
「いえ、全然大変じゃないですね。一番大変だったのは30代前半のお好み焼き店の経営を失敗したとき。それに比べればコロナ禍はどうってことはありません。むしろ、ここから反転攻勢をかけていきますよ」
売上高が900億円から600億円と急減し、100億円以上の赤字を出して、居酒屋の「和民」をどんどん閉鎖しながら、果敢に新業態を立ち上げています。
この精神力が、何と言っても経営者に重要な要素なのです。
更に好きな言葉が後半に出てきます。「経営とは失敗に対応すること」
和民の株式をウォッチリストに載せました。