最後まで見届けよう
二つの裁判は、経営の勉強になると、既述しました。
一つはSBIグループが新生銀行株を48%までTOBするというもの。
今一つは、関東が拠点のスーパーオーケーが、関西スーパーとH2Oグループの統合に反対したもの。
最初の事案は、国がSBIグループに賛同したために、あっけなく新生銀行側が白旗を挙げて決着。
関西スーパーの件は、神戸地方裁判所ではオーケー側が勝訴も、大阪高等裁判所では、関西スーパー側の勝訴。
最終的に最高裁判所で争われることとなりました。
ともに、背後に日本における五大法律事務所がアドバイザーとしてついています。
彼らのメンツにも関わります。
私は、事前のルールを特例扱いした関西スーパー側に非があると感じています。
正反対の意見が、ともに正しいとお互いが感じている事例です。
生きていく中で、正反対のことがそれぞれ正しいなどということは滅多にない気がします。
最高裁の判決まで、しっかりと見届けたいと思います。