今こそお客さんとの接点を
我々二輪業界も、本格的な供給不足になってきました。
コロナの影響でグローバルでの部品工場の稼働休止や、輸送におけるコンテナの滞留により、車両の入荷が困難になってきています。
誰もが、どうしようと考えながらも、大抵の人は何もせずにただただ日時が過ぎていくだけなのです。
私は、1か月ほど前に、既存客のバイクの買取打診を行うように、息子達に指示を出しました。
それがどの程度各店長に徹底されているかまでは分かりません。
私なら、11月末までの社内キャンペーンを行い、一番買取数が多かった店に報奨金を20万円ほど渡すのですが。
その他にタイヤキャンペーンなど考え得る色んな政策を実行すべきです。
将来的に二輪業界は技術力勝負になると、再三アドバイスしています。
販売だけで利益が出ていると、この基本を忘れてしまうのです。
また、これらの施策をすると副次効果も大きいのです。
社会心理学で『単純接触効果』というものがあります。
これは、好きでも嫌いでもない物事、人物に繰り返し接触しているうちに、次第に好意的な感情を持つようになる現象を言います。
今こそ、既存客にDMやSNSや電話等で、何度も接触を図る絶好の機会なのです。
大体一人8回ほど接触が出来れば、かなり好意的になってもらえます。
その人達が、供給が回復した時にもコアなお客様になってくれるのです。